LD専門家庭教師
Study and Dialog
こちらは学習障がいを含む
発達障がい児専門のオンライン家庭教師
S&Dのホームページです。
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発達障がいを単純に「できる・できない」だけで理解するのではなく、発達障がい児・者が何を思って行動しているのかを見つめていきます。
また学習の課題に関しては、どういった視点で苦手の原因を紐解いていくのか経験則も交えながらお伝えしていきます。
発行は毎月第2、第4木曜日。発達障がい児・者のご家族はもちろん、支援者の方のご登録もお待ちしております。
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S&Dの取り組みについて
発達障がい児専門の家庭教師ならではの取り組みを行っていきます。
発達障がい児専門の家庭教師
学習障がいや自閉スペクトラム障がいによって学力の定着が難しいお子さんに対して学習支援を行います。読み書きの課題が大きいお子様については、お子様自身やご家族と慎重に検討を重ねた上で必要な支援を提供いたします。
1コマ45分のオンライン授業
学習は原則オンラインにて行います。お住まいの場所によっては、対面支援も可能です。お子さんによって学習への負荷や抵抗感の大きさは異なりますので、1回の学習支援が45分間よりも短くなることもあります。
講師は学習と発達の専門家
代表講師は塾講師、児童指導員として、20年以上子どもたちの学習や発達に関わってきた専門家です。今後登録されていく講師においても、専門的な知見によってお子様に向かえるように研修や実践を行っていく予定です。
学習支援の方法を学ぶ『メールマガジン』
放課後等デイサービスの指導員さんの中には、「学習支援ってどうしたらいいんだろう?」と迷われている方もおられるかもしれません。私は読み書きに大きな課題があると診断されたお子さんを受け持ち、「合理的配慮は不要」という診断に至ったケースを複数経験しています。S&Dでは単純に簡単な学習課題を与えるのではなく、発達支援の角度から学習支援を学びたいと考えている方に向けにメールマガジン『S&D発達支援情報局』を毎月2回発行していきます。
『メールマガジン』登録について
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得られた知見は社会へ還元
学習支援を重ねていくうちに、お子さんの学習課題やコミュニケーションのあり方に変化が出てくるものです。ご賛同いただけるなら、そうした変化を論文や書籍にて広く社会へお伝えをさせてください。同じような困りごとを抱えているご家庭にとって、どのような取り組みを行うと良いのかを知ることはとても大切なことであると考えます。
授業について
読み書きの苦手さ。計算の苦手さ。困りごとにあわせた学習活動を行います。
オンライン授業
- 45分/回のオンライン授業を行います。
- 対象は、オンライン受講が可能な発達に課題がある小中高生となります。
- 学習に抵抗感が大きいお子様は少なくありません。可能な限り保護者様のご同席をお願いいたします。
対面授業
- 45分/回の対面授業を行います。
- 対象は、京浜東北線沿線にお住いの発達に課題がある小中高生となります。
- 学習に抵抗感が大きいお子様は少なくありません。必ず保護者様のご同席をお願いいたします。
受講料金
- 放課後等デイサービスなどの福祉事業とは異なりますので、費用はすべてご家庭のご負担となります。
- 受講料金は、オンライン授業、対面授業ともに3,300円/回(税込)となります。
- 対面授業は受講料金に加えて交通費(実費)をご請求いたします(さいたま市南区大谷場周辺の方は、交通費は不要です)。
- 契約時に入会金22,000円(税込)が必要です。学習活動の結果などを論文などで発表することをお許しいただける方は入会金を0円とさせていただきます(文章化においては必ず事前にご連絡を差し上げます)。
- その他教材費などが必要になる場合があります。
支援相談
- 45分/回の支援相談を受け付けます。
- 相談費用は毎月1回目は無料、2回目以降は3,300円/回(税込)をいただきます。
- 対象は、発達に課題のあるお子様がいらっしゃる保護者様となります。お子様が当会員である必要はありません。
- 学習のことに限定せず、広くお話をお伺いいたします。
講師について
大内雅登。
LD専門家庭教師。
(一社)みんなの大学校教授 / (一財)発達支援研究所客員研究員
障がい者雇用支援センター評議員
授業、学習支援に取り組む思い
お子様の学習における悩みは、理解されにくいもののひとつです。多数派のお子さんが簡単にできることに対して苦手さを持っている場合、ときに「努力不足」という評価を受けてしまうことがあります。
お子さんにあった学習活動をお願いしたときには、ときに配慮ではなく「えこひいき」として理解されてしまい受け入れてもらえないことがあります。
他のお子さんも頑張っているんです。これでは社会に出てから通用しない。教育機関からそういうお返事をもらって、傷ついている親御様に多く出会ってきました。
学習障がいのひとつである読み書き障がいについて言えば、脳機能の課題から字が歪んで見えるなどの困りごとが思い浮かびます。こうした専門書や紹介サイトにあることは事実だと思われますし、そうしたお子さんに読みを強要することは適切ではありません。しかし、ときにそういった類ではないのに必要な練習が示されないことがあります。
この子は読み書きが苦手なんです。無理に読ませてはいけません。医療機関からそういう説明をもらって、親として何をすればいいのか迷っている親御様に多く出会ってきました。
放課後等デイサービスでは他の指導員が学習課題に取り組んでもらえず困っている場面を何度も目にしてきました。学習に苦手さを感じているお子さんは全力で抵抗をします。また、教える・教わるという関係性の受け止め方によっては、お子さんの方から「かけ算じゃなくてたし算にしようよ」という声が上がることもあります。指導員たちは無理を強いることはできませんから、ときにそうした申し出をのむこともあります。
この子は学校で頑張っているんです。この子はこの子なりに頑張って勉強しているんです。福祉機関からそういうお子さんの解釈を聞かされ、そんなことは親として十分に分かっているのに。その上でできる限りの学習支援をしてほしいのに……と物も言いたくなくなる親御様に多く出会ってきました。
教育、医療、福祉。どこに相談したら解決するのか分からないのが学習障がいです。学校の先生も、お医者さんも、支援者の方々もみんな間違いなくお子様のことを考えておられます。学校の先生のおっしゃる「努力の大切さ」は分かるのですが、ちょうどいい努力の度合いが分からないんです。お医者さんのおっしゃる「無理させてはならない」というのも分かるのですが、どこが無理でどこが甘えか分からなくなるものです。支援者の語る「お子様の頑張り」は親御様が誰よりも強く、痛いほど理解しているんです。だからこそ、頑張った先に結果が欲しいんです。多くの親御様は傷ついていると考えています。
学びの主役は当事者であるお子さんです。お子さんは他のお子さんと同じように学校を楽しみたいと思っていることがほとんどです。同じように、というのは授業が分かり、休み時間に友だちと楽しく過ごせ、美味しく給食を食べる。それぐらいの大きな意味でとらえています。大人が考えるインクルーシブ教育や合理的配慮などとは別次元で、それこそ自分なりに楽しく過ごしたいのです。
それを邪魔してしまうのが学習の困難さです。読めないままに座っている時間はどれほどの苦痛でしょうか。また、自閉症児はひとりが好きなどという言説も目にしますが、少なくとも私が向き合ってきた多くの発達障がい児の中には友だちがいらないと思っているお子さんはいませんでした。ただ、すぐに怒っちゃうから、すぐに泣いちゃうから、自分ができる遊びだと思えないから……そういう理由で集団を避け、まるでひとりが好きであるかのような言動をするお子さんにはたくさん出会ってきました。本当はみんなと楽しく遊びたいのに、集団から離れていくお子さんの話を聞いていると、本当は一生懸命勉強したいのに、勉強から遠ざかろうとする姿と重なって見えてきます。私の人生経験が少ないからでしょうか、心から勉強を嫌っているお子さんにお会いしたことがありません。出会ってきたのは、まったく合わない内容を、まったく合わない方法で強いられてしまい、結果的に「勉強が嫌い」という表現として訴えてきていたお子さんばかりでした。
私は学力を核にして、お子さんが自分の取り組みに自信を持つことを応援したいと考えます。また、対話により喜ばしい経験をすることを核にして、その対話の先を増やしたいと願っていくことを応援したいと考えます。
略歴
高知大学教育学部卒。中高教員免許(国語)取得。大学卒業後、四国最大手の学習塾に就職し、理系担当として香川県に配属される。小中学生の算数・数学・理科を中心に担当する。入社2年目から香川における理科の教科責任者を務め、指導教案づくりなどに取り組む。退職後個人塾を開業し、小中高生の5科目指導を行う。
15年の塾講師経験を経て、大手の児童発達支援・放課後等デイサービス事業所に就職。1対1の個別支援を行う児童指導員となる。入社2年目から(一財)発達支援研究所の一般研究員を兼任し、その後非常勤研究員となる。『逆SST』イベントの語り手として活動する他、各種セミナーの講師なども務める。
発達支援事業所で行った月平均100コマの支援経験を生かして、発達障がい児専門のオンライン家庭教師S&Dを開業する。
主な論文・書籍など
【論文】共著者:「自閉的世界の形成過程に関する一試論:対話的ディスコミュニケーション分析の視点から」『駒澤社会学研究(81-109頁)』(駒沢大学文学部社会学科) 山本登志哉(発達支援研究所)・大内雅登(発達支援研究所)・渡辺忠温(発達支援研究所)2024.03.28
【随筆】著者:「質の違いに仮説を立てる~ASD者とわかり合うために~」(第25回愛恵エッセイ“豊かな福祉社会を創るために” 専門職の部優秀賞)2024.03.09
【書籍】編著者:『自閉症を語りなおす 当事者・支援者・研究者の対話』(新曜社)大内雅登・山本登志哉・渡辺忠温(編著)2023.05.20
受講の流れ
学習に対して困られているお子さんの課題は様々です。
しっかりと打ち合わせをしてから学習支援にとりかからせてください。
仮申し込み:お子さんの困りごとや医療機関から受けている診断名をお教えください。フルネームなど細かな個人情報などは一切必要ありません。
面談:オンラインで保護者様と面談を行います。困りごとをより把握するためには、お子さんが同席されることが望ましいですが、無理のないようにご検討ください。
体験授業:面談時に立てた仮説に基づいて20分程度の体験授業の実施を行います。体験後、改めてお子さん、保護者様と面談を行います。みなさんのご納得の上、契約へと移らせていただきます。